【ピアノ】楽曲を寝かせる勇気を持つこと

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本記事では、
「楽曲を寝かせる」という
練習における特別期間について解説しています。

 

日頃の練習で

なかなか上達を感じなくなったら

その楽曲は一旦寝かせてみましょう。

「寝かせる」とは、

「その楽曲に取り組むのを一時中断する」

という意味です。

 

寝かせることで技術が上がるわけでも

寝かせることで音楽的な感覚が身につくわけでもありません。

しかし、

寝かせることで

マンネリ化していたであろう練習から

一時的に抜け出すことができるので

「新鮮味を取り戻すことができる」

という点が大きいのです。

これは決して軽視出来ません。

 

寝かせ方には大きく

「短期」と「長期」があります。

 

【短期】で寝かせる

 

毎日練習していて伸び悩んでしまった楽曲は

「2-3日」寝かせるだけでOK。

それだけでも新鮮味が変わり、

新たな気持ちで練習を再開できます。

「すでに演奏会などでの披露日程が決まっている楽曲を練習する場合」

に有効な方法です。

 

【長期】で寝かせる

 

「2週間以上」など長期で寝かせる方法は、

「披露日程がきまっていない大曲を、長い時間をかけて挑戦していく場合」

に有効な方法です。

 

このやり方では

ある程度まとまった期間をとって

楽曲から離れることになります。

「弾きこみ」さえしてあれば

楽曲は身体に入ったままになっていることがほとんど。

一方、

運指が難しい箇所は書き込みをするなどして

復習を容易にしておきましょう。

「楽曲自体は覚えていても、運指があやふやになってしまう」

というのは

よくあることです。

 


 

「寝かせる」という方法は

タイミングが大事。

どのタイミングでどれくらい寝かせると

自分にとっていちばん効果的なのか。

これは人それぞれで

「寝かせる」という方法をとっていく中で

少しづつ把握していく必要があります。

 

練習を中断することには不安を伴うでしょう。

しかし、

他の楽曲を練習することさえ止める必要はないので

「この楽曲はいったんこれでいいや」

と割り切る勇気を持ちましょう。

 

念のための補足です。

「寝かせる」

という方法が効果的なのは、

前提として

「すでに弾き込んである楽曲に対しておこなう場合」

であるということは忘れずに。

 

「楽曲の寝かせ」について

もっと深く学びたい方は、

以下の記事も参考にしてください。

【ピアノ】失敗しない、楽曲の「寝かせ方」「寝かせる期間」「起こし方」

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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