ショパン「エチュード Op.25-7」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
丸印で示した小音符E音は
先行フレーズの終結音。
一方、直後のオクターブ上のE音は
後続フレーズの開始音。
ショパンはこのように
小音符を2つのフレーズの接続として使用するやり方を
他の作品でもときどき用いました。
音楽にちょっとしたうねりが生まれる書法です。
演奏で注意すべき点としては、
丸印で示した小音符E音の音色を
そこまでの先行フレーズの音色とそろえること。
うっかりすると
矢印で示したように
小音符E音を次のフレーズの音として考えがち。
このように
フレーズも音色も別のものにしてしまうと、
3/4拍子に切り替わるところで音楽が分断されて
とってつけたように聴こえてしまいます。
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