「全体としては何となく弾けているように聴こえる、しかし、細部が雑」
このような演奏は非常にもったいないですよね。
あと少し丁寧な練習をすれば
グッと演奏クオリティが上がります。
では、どのようにすればいいのでしょうか。
「演奏者本人が不出来の箇所に気づいていない場合」
に特に使える練習は、
「ペダルなしの片手練習」です。
ダンパーペダルを使用せずに、なおかつ、片手ずつ弾いて録音します。
その録音をチェックしてみると
上手く弾けていないところがあらわになるのです。
◉ ペダルを使用することで誤魔化されていたところ
これらの2つは、細部が雑になる代表的な原因。
仕上げ段階では、必ずチェックしてください。
特に、
ショパン「エチュード op.25-12(大洋)」
などの
「両手がどちらも動き回っていて、ペダルも多用する楽曲」では
このチェックをする効果は高いでしょう。
片手で演奏するときと両手で演奏するときでは
使う頭のハタラキが異なります。
したがって、
片手練習だけですべてが解決するわけではありません。
しかし、
片手ですらできていない状態のものを両手で扱っても
誤魔化されてしまうだけです。
「両手で弾くと、なぜか弾けるようになる」
という話を耳にすることもありますが
それは、弾けるようになったと勘違いしているだけです。
「ペダルなしの片手練習」を上手く取り入れることで
こういった誤魔化しを減らしていきましょう。
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