何でも楽譜通りに弾けば音楽的かと言えば
そうではないのですが、
まずは、楽譜に書かれていることをしっかりと読み取るべき。
というのも、
作曲家は
リズム、ダイナミクス、アーティキュレーション、各種用語など
望んでいるあらゆる表現に関して、
「楽譜に書き表せる中で、最も近いであろう書き方」
をしているから。
楽譜という不完全なツールの中で
できる限りの近似値を狙っています。
だからこそ
たいてい起きる問題というのは
楽譜をよく見れば解決するんです。
ちょっとした例を見てみましょう。
ショパン「エチュード(練習曲)op.25-1 エオリアンハープ」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲尾)
トリルをするところで
フェルマータしている演奏が多いのですが、
それをしてしまうと
最終和音の伸ばしが活きなくなってしまいます。
楽譜をよく読めば
こういった問題は起きません。
フェルマータは
エキエル版、パデレフスキ版、コルトー版など
どの主要なエディションにも書かれていませんから。
とにかく、音楽を正常化させる。
そのために、
楽譜をよく見れば解決することで
問題を起こさないようにしましょう。
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