【ピアノ】フランス作品 : 譜読みの注意点

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本記事では、
「フランス作品」「フランスの出版社による楽譜」を読む際の注意点を
お伝えしています。

 

黄色い楽典と言われる有名な参考書である、

「楽典―理論と実習  石桁真礼生 著(音楽之友社)」

には、

「臨時記号はその段のみに対して有効であり、1オクターブ上下に対しては無効」

などといった趣旨のことが書かれています。

一方、フランスの出版社によるいくつかの楽譜では

楽典的には

「臨時記号が1オクターブ上下に対しても有効」

というものもいくつかあります。

これが、出版社単位での統一ではなく、

作品単位となっているので厄介なのです。

筆者はエチュードなどで何作品か見つけました。

 

したがって、

新しいフランス作品に取り組んでいるときに

「この音正しいのかな?」

と怪しい箇所が出てきたら、

必ず、

「臨時記号の1オクターブ上下が有効だったら?無効だったら?」

という視点を持って

音源などもあわせて確認してみましょう。

 

◉「楽典―理論と実習  石桁真礼生 著(音楽之友社)」

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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