具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、15-16小節)
今回取り上げる
「和音連続によるメロディ」とは
このような書法のこと。
和音が連続し、そこにメロディも含んでいるやり方です。
演奏ポイントとして、
「メロディのみで音楽を進めようとしないこと」
これが重要です。
スラーでフレージングが示されていますし
音楽を横に流していく意識を持つのは当然です。
しかし、
メロディラインのみでそれをやろうとしている演奏が目立ちます。
「それぞれの和音の響きの違いをよく聴きながら弾き進めていく」
ということも同時におこなうべきです。
この譜例の箇所では、
Ges音とB音が共通音で連打されるので
同じハーモニーの中で連打されているようですが、
メロディが動いているので
瞬間的にできるハーモニーの色彩は変わっていく。
こういったことを感じながら演奏しないと
「ダイナミクスは小さくとも響きのつまったハーモニー」
を作ることができず、
耳のいい聴衆には気づかれてしまいます。
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