【ピアノ】モーツァルトの定番ロングトリルは、ハーフペダリングで

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モーツァルトの定番の
「ロングトリル + アルベルティバス」
のところでは、
1/4ペダルを使うといいでしょう。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

「モーツァルトがしょっちゅう使う、定番のロングトリル」

と言って、

思い出すものはありませんか。

以下の譜例のようなトリルは

お決まりと言っていいほど出てきますね。

 

モーツァルト「ピアノソナタ K.545 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、25-26小節)

このように1小節まるまるトリルをして

コーダやコデッタへ入っていくのは、

このソナタだけでなく、

モーツァルトの鍵盤音楽では定番中の定番。

 

ハーフと言うと

1/2ペダルのことのみを指す場合もありますが、

3/4、1/2、1/4などのあらゆるものの総称として

ハーフペダルと呼ぶ分類もあるので、

本記事ではそれにならって

1/4ペダルのことも「ハーフペダル」と呼んでいます。

 

(再掲)

譜例のような定番の

「ロングトリル + アルベルティバス」

のところでは、

1/4ペダルを使うといいでしょう。

 

ノンペダルで弾くやり方も聴かれますが

それだと、ややドライすぎる印象。

また、フルペダルだと

響きがグワングワンになってしまい、

軽快さも失われてしまう。

そこで、1/2か1/4のハーフペダルを検討するわけですが、

ノンペダルよりもややウェットになる1/4ペダルを

おすすめしたいと思います。

 

とうぜん、

◉ その楽曲の仕上げるテンポをどうするか
◉ 前後でどのようにペダルを使っているのか

などといった条件によって、

定番のロングトリルでも

ペダリングの工夫や変更が必要になることは

ゼロではありません。

前後のバランスから問題なければ

本記事で解説したような解釈を

検討してみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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