実は2種類!シューマン「狩の歌」【難易度、おすすめの楽譜 他】

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シューマンには「狩の歌」という有名なピアノ作品が2作品あります。
本記事では、
”両方の”「狩の歌」について
「難易度」「おすすめの楽譜」「演奏アドヴァイス」などを解説しています。

 

注 : 本記事で譜例を取り上げている作品は

パブリックドメインになっている作品です。

出版社が独自につけたアーティキュレーションなど

権利に関わる部分は一切表示しておりません。

譜例はFinaleで作成したものです。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

■「ユーゲントアルバム(子供のためのアルバム)Op.68」第7番

楽曲解説、難易度、音源、おすすめ楽譜

まずは、ユーゲントアルバムの中に入っている方の「狩の歌」。

「小さな狩の歌」などと呼ばれることもあり、発表会などでも頻繁に聴かれます。

一般的に「勇ましい曲想の作品」というのは、

広い音程の和音が多く使われる傾向にあります。

しかし、

この楽曲は「子供のためのアルバム」の中の作品というだけあって、

手がそれほど大きくない方にとっても弾きやすい作品となっています。

(後半にオクターブの和音が出てくるので、何箇所かは広い音程が求められます。)

 

曲尺は「1分強」と非常にコンパクト。

繰り返しも入れてですので、

練習する箇所はかなり限られることが分かると思います。

 

難易度についてですが、

「ブルグミュラー25の練習曲 導入程度」

からチャレンジできます。

一方、

狩の歌らしくテンポを上げて弾くには

ある程度の練習量が必要になると思いますので

ブルグミュラーの作品を一曲仕上げるようなイメージで

この作品に取り組むといいでしょう。

 

◉「ピティナ ピアノチャンネル PTNA」より

シューマン: 子供のためのアルバム,Op.68-7 狩人の歌 pf.赤松林太郎:Akamatsu,Rintaro

 

楽譜は以下のものを使いましょう。

◉シューマン ユーゲントアルバム 全音ピアノライブラリー 

 

一般的にシューマンの楽譜は「ヘンレ版」が標準とされています。

一方、この作品のように、

まだそれほどピアノ学習歴は長くない方が選ぶ楽譜の場合は、

文章なども日本語で書かれている楽譜にするのがおすすめ。

その方が学習に活かせます。

楽譜選びに絶対的な答えはありません。

 

ツーポイント演奏アドバイス

♬ アクセントのついている音とそうでない音の弾き分け

 

これはとても重要です。

全部の音を同じように弾いてしまうとガシャ弾きになってしまいます。

(参考 : 【ピアノ】ガシャ弾きを脱するには

 

♬ 中間部の ff と p とのコントラストを明確に

 

9小節目以降、ff と が交互に出てきます。

明確に弾き分けて「コントラスト(対比効果)」を出しましょう。

 

■「森の情景 Op.82」第8曲

楽曲解説、難易度、音源、おすすめ楽譜

もう一曲の「狩の歌」は、

「森の情景 Op.82」の中に入っています。曲尺は「約2分半」

 

この作品は、

2004年のドラマ「仔犬のワルツ」で使われたことで

より広く知れ渡ることになりました。

(「仔犬のワルツ」で使われた楽曲に関しては、次の記事もご覧ください。

【ピアノ】美しすぎるピアノ曲「GLORIA〜希望の光〜

 

少し難しいですが、かっこよく発表会映えする小品です。

難易度としては

「ツェルニー40番 中ごろ〜修了程度」

といった印象です。

とにかく和音がたくさん出てきますので、

ツェルニーの多くの練習曲で出てくるような

細かなパッセージを弾くのとは

異なるテクニックが求められます。

 

◉「ピティナ ピアノチャンネル PTNA」より

シューマン: 森の情景,Op.82-8. 第8曲 狩の歌 Pf.中山翔太:Shota NAKAYAMA

 

楽譜は「ヘンレ版」が望ましいですが、

少し値段が張るので

試しに「ぷりんと楽譜」で購入してチャレンジしてみるのもアリでしょう。

» 森の情景 op.82より 8.狩りの歌(R. Schumann) /ピアノ(ソロ)

 

◉シューマン: 森の情景 Op.82/ヘンレ社/原典版

 

ツーポイント演奏アドバイス

♬ アクセントのついている音とそうでない音の弾き分け

 

上記の作品と同じく、この楽曲でも重要なポイントとなります。

先ほどの解説を参照してください。

 

♬ トップノートの音量バランス

 

右手にも和音が多く出てくるため、

和音の中の「トップノート」、

つまり「メロディの音」をきちんと響かせましょう。

和音の全ての音を均等に弾いてしまうと

ただ騒がしいだけの演奏になってしまいます。

 


 

本記事は以上です。

難易度などは大きく異なる2作品でしたが、

聴き比べてみると

同じ作曲家の曲というだけあって

共通点も多いことに気が付くはずです。

いずれはどちらも演奏してみましょう。

本記事の内容を選曲の参考にして下さい。

 


 

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