以前に、
という記事の中で、
「手の大きさを他人と比べてはいけない」
と書きました。
これは、学習者自身の心構えとして持つべきだと思いますが、
指導者側にとっても必要な考え方です。
レッスンの時などに
生徒の「手の大きさ」のことには触れるべきではない。
仮に何かの説明のために話題にすることが必要なケースでも、
「手が小さい人は〜」
ではなく、
「手が大きくない場合は〜」
とした方がベターです。
単語自体がマイナスの響きを持つものを使うよりも、
単語はプラスでそれを文で否定する方が響きは柔らかくなります。
×「そこが悪い、そこがダメだからもう一度」
ではなく、
○「そこが良くないから改善しよう」
などといったように。
ささいなことのように感じるかもしれませんが、
ちょっとした一言が
生徒の中にずっと残る可能性があります。
時々、
「こんなことまで指導者が教えないといけないのか、
どうして昔に親御さんが教えなかったのだろう」
と思うような場面に出くわします。
音大生や30代以上の成人した大人であってもです。
例えば、
◉ メールの出し方
などといった
「最低限の礼儀」の部分。
単純に知らないからなのか、それとも…
しかし、
先ほどの「使う言葉の選定」も含めて、
まずは指導者側が相手に対して真摯に向き合っていくことが
必要なのではないかと思っています。
「人こそ人の鏡」と言いますからね。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント