【ピアノ】ルイサダ氏が公開レッスンで語った「in tempo」の意味

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本記事では、
ジャン=マルク・ルイサダ氏が公開レッスンで語った「in tempo」の意味
を解説しています。
ただ単に「テンポを守って弾く」という意味ではありません。
学びがある内容でしたのでシェアします。

 

もうずいぶん前のことですが、

ルイサダ氏が日本で公開レッスンをおこなったときのことです。

その当時音楽大学で学んでいた日本の学生が受講者となり

ショパンの作品を使った公開レッスンをおこなっていました。

 

そのレッスンの最中に

カンタービレな曲想の箇所へ差し掛かったときのこと。

「in tempo」

とルイサダ氏。

そこで、

学生が「メトロノームに合わせたようなきっちりしたテンポ」で弾いたところ、

ルイサダ氏は

「No !」

と言ったのです。

 

ルイサダ氏の言う「in tempo」とは、

「細かなルバートはあった上で、大きく全体としてはスムーズに聴こえるように」

という意味だったのです。

メトロノームに合わせたような演奏では、

細かなルバートまでなくなってしまいます。

 

「白鳥の移動」を例に出しましょう。

白鳥って、水の中ではたくさん足を動かしているけれど、

人間によく見える水面上のところは

スーッとスムーズに動いていますよね。

あの状態をイメージすると

わかっていただけるのではないでしょうか。

 

実際に演奏で実現するためには、

「何度も試しながら録音を聴き直したりして調整していく」

これしか方法はありませんが、

この感覚をわかっているかどうかが大きいのです。

 


 

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