【ピアノ】楽譜を見返すときに要点を見落とさない方法

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暗譜が済んだ後でも
ときどき楽譜を見返すことは大切です。
では、どんなことに注意しながら見返せばいいのでしょうか。

 

 【ピアノ】暗譜をすると失うもの

という記事でも書きましたが、

暗譜をしている楽曲であっても

時々楽譜を見直してみると

◉ こんな記号が書いてあったんだ
◉ ここでスラーが切れているのは忘れていた

などと、

「わかったつもりになっていて忘れてしまっている細かなニュアンス」

について

たくさんの発見があるはずです。

暗譜した結果、楽譜から完全に離れてしまうと

これらのような発見はありません。

 

「暗譜が済んでからの楽譜の見返し」

是非おこなっていただきたいのですが、

このときに要点を見落とさない方法を把握しておきましょう。

その方法とは、

「どんな点に注意して見返すか、という目的意識を持った上で復習すること」です。

 

目的意識を持っていないと

アタマは働いてくれません。

「こんな情報を拾いたい」という要求がない限り

その情報が目の前にあっても見えてこないのです。

ざっくりとしたものでも構いませんから、

「アーティキュレーションを正しく把握しているかチェックしよう」
「ダイナミクスを正しく把握しているかチェックしよう」

などと、自分の中で目的を持ってください。

そうすることで

近しい内容も含めてガンガン目に入ってきます。

 

昔の私もそうだったのですが、

こういった復習のときって

音源を聴きながらなんとなく楽譜を眺めているだけ

になってしまいがちだと感じています。

 

楽譜出版に際しておこなわれる「校正」という作業では

簡潔にいうと

「原稿の中にある誤字や脱字を見つけること」

を目的とします。

初校、再校、三校…

などとチェックを重ねていきます。

なぜかというと

意識して誤字や脱字を探していても見落としが出るからです。

意識をしていてもです。

それなのに、

目的意識を持たないで楽譜をながめていては

見落としばかりになるに決まっています。

 

だからこそ、

校正ではなくても

上記のような

「練習の一環として楽譜を見返す過程」

において

目的意識を持っておこなうべきなのです。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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