記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
子供の頃、学生オーケストラに入っていたことがあります。
所属の指揮者が2名いて、
演奏会での発表曲は
その演奏会で指揮をするほうの指揮者が決めていました。
このときに子供ながら気が付いたのですが、
選曲って、ものすごく趣味がでるのです。
ひとりの指揮者は
ドヴォルザークやチャイコフスキーが作曲した
コテコテの大曲をメインプログラムに持ってくる。
一方、もうひとりの指揮者が選曲するときには
いつもいつもいつも
ハイドンのシンフォニーをメインプログラムに持ってくる。
正直、私も含めて周りの学生楽団員はほぼ全員、
ハイドンの回を嫌がっていました。
感情ほとばしる楽曲であるロマン派の作品のほうが
当時は弾いていて楽しかったのです。
しかしその後、
音楽の学習を深めたり
たくさんの音楽を知ったことで、
ハイドンのような
楽しさや軽さがある作品のことも評価できるようになりました。
(「ハイドン作品のすべてが楽しくて軽い」と言っているわけではありません。)
思い返してみてください。
みなさんが取り組むピアノ作品も
どちらかというとロマン派に偏っていませんか?
もちろん悪いことではありませんが、
もっと軽いタッチの作品にも改めて目を向けてみませんか。
ハイドンのピアノソナタは
急速楽章は弾いていて楽しいですし、
緩徐楽章にもサプライズや工夫が見られる作品が多い。
モーツァルトのピアノソナタも素晴らしいのですが、
彼の緩徐楽章はただただ美しいので
ハイドンの緩徐楽章のような面白さとは
少し異なるものです。
ハイドンのピアノソナタの中で
やや高度ながら内容が充実していて人気の作品としては
◉ ソナタ 第62番 Hob.XVI:52 op.82
などが挙げられます。
なにせ膨大な作品数ですから、
とにかく一曲でも多くの楽曲に触れてみてください。
その過程で
「ハイドンのことをほとんど知らなかった」
と思う方も出てくるはずです。
あなたに合う作品に出会えれば
レパートリー全体に
楽しさや軽さが加わることでしょう。
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