コンクールのためなどで、
「同じ曲、それも大曲を、1年以上ずっと練習している」
というケースがあります。
これは特に音大生などに多くみられる傾向なのですが、
触れられる曲数がかなり少なくなってしまいますので、
デメリットがあるのです。
私は以前からこのブログなどで、
「一度にもつ曲数を減らして、一曲を本当に音楽的に追求することの重要性」
についてお伝えしてきました。
この意見は今でも変わらないのですが、
それは
「1年も2年も同じ曲だけをやる」
という意味ではありません。
それに、
集中して取り組んでいる楽曲があっても、
興味ある別の作品を
同時にコツコツ譜読みしていくべきなのです。
例えば、以前に放送されていたTV番組で
ピアニスト中村紘子氏は
とお話しされています。
また、以下の本の中でピアニスト川上昌裕氏は
といった内容のことを書かれています。
◉ちょっとピアノ本気でピアノ―ブログでおなじみ、川上昌裕のレベルアップピアノ術
◉ピアニストは、進化する ~「限界」を超える奇跡のピアノ指導~
これらの意見は
ピアノの上達にとってまさに欠かせないものなのです。
全部の楽曲を中途半端に弾き散らかしていくのは
良いことではありませんが、
じっくり取り組んでいる作品があった上で、
その他の作品をどんどん読んでいきましょう。
そうすることでたくさんの「様式」に触れることができます。
また、
譜読みも「一種の訓練」ですので、
たくさん読めばスピードも上がっていきます。
さらに、
一つの作品だけをみていたときには出てこなかった
「様々なテクニック」に触れることもできます。
取り組む作品は興味あるもので構いませんが、
もしオススメの楽曲を知りたいという方は、
以下の記事を参考にしてください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
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(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
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https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
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