【ピアノ】思考停止でさらいまくらないで

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本記事では、
弾けるようになってきた学習者の方へ
次に段階へ向けたさらい方の提案をしています。

 

「楽曲の中だけでテクニックを上げるのはムリ」

という考え方もあります。

出てくるパッセージを一瞬で通り過ぎてしまうからでしょうか。

 

では果たして、

そのようなパッセージが何度もでてくる楽曲で、

何度もさらう必要はほんとうにあるのかを

考えてみる必要があります。

 

ずっと前のことになりますが、

ピレシュもテレビ番組の中で

「マシンガンのようにさらう練習の無意味さ」

を指摘しています。

そのような練習では、

楽曲が変わるとすぐに使えなくなってしまうのです。

「ちょっとしか出てこないパッセージだから練習にならない」

のではなく、

「楽曲の中で必要とされて出てきたパッセージだからこそ、練習する意味があるし身に付く」

と言えます。

筆者自身が何度も感じてきたことでもあります。

 

例えば英単語でも、

単語だけで暗記していくと

忘れる上に応用が利かないけれども、

カタマリとして覚えておくと、

「必要だから使った単語」

という理由で単語としての定着が良くなり、応用も利く。

このことを

伝説の名教師、伊藤和夫先生が指摘しています。

マシンガンのようにパッセージをさらうのは

これと少し似ていることをやっているのです。

 

弾き込みが重要だということは確かですし、

ハノンやツェルニーなどのエチュードを否定はしません。

むしろ効果的に取り入れることは推奨しています。

しかし、

練習に関して必ず意識すべきなのは、

「音楽を表現するためにそのパッセージがある、という意識を持ってさらう。英単語の例のように、文脈から切り離して練習しない」

ということ。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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