【ピアノ】隠れた拍子チェンジを必ず把握する

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隠れた拍子チェンジを把握せずに平気で弾き進めるクセ
がついてしまうと
後々、問題となることがあります。

 

楽曲の途中で拍子が変化していても、

作品によっては

わざわざ拍子記号で示してくれていないケースがあります。

 

例えば、次のようなもの。

 

ラフマニノフ「音の絵 op.39-5」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、26-27小節)

この楽曲は4/4拍子ですが、

拍子記号を出すことなく

26小節目では6/4拍子になっており、

同じく拍子記号を出さずに

27小節目では4/4拍子へ戻っていますね。

 

【補足】
一部の版では、きちんと拍子の変化を明示しています。

 

こういった

「曲中における拍子記号の省略」

を確認したときには、

必ず、どこで拍子が変わったのかを整理して

把握しておくようにしてください。

 

楽譜をなぞっていると

拍子変化を意識していなくても弾けてしまうのですが、

これが危険のもと。

暗譜をする段階になってつまづく原因となります。

 

それに、

こういうのを意識しなくても平気でいるクセをつけてしまうと、

新しい作品を譜読みしたときに

一拍足りなくて次の小節へ行ってしまっても

気がつかずにいたりと

拍の感覚が疎くなってしまうでしょう。

 

省略されている拍子記号に気がついたら

いっそのこと書き込んでもいいので

とにかく「変わった」ということに意識がいく状態をつくってください。

譜読みの早い段階から注意することが大切です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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