演奏をするときに
◉ アゴーギクが不自然に感じる
こういったことに問題を感じることもあるかと思います。
しかし考えてみれば
ある意味、一歩先の段階の内容ですね。
「それ以前の段階」と言っては
言い過ぎかもしれませんが、
新しい作品を譜読みしていくにあたって
まずは楽典的なミスだけは
無くすように心がけましょう。
例えば、
◉ 1拍足りていないのに、気が付かずに次の小節へ進んでいる
◉ リピートが多い作品で、トバす位置を間違えている
などといったもの。
これらは、
楽典を理解したうえで
ていねいに譜読みをすれば
避けることのできるミスです。
上記、アゴーギクのギクシャクさなどは
自分ではどこがどう問題なのか判断できないケースもあるかと思いますが、
楽典的なミスは
ひとりでも
知識をもっていたうえで時間さえかければ
大部分を回避できます。
ピアノ音楽の作曲や編曲でも同様。
◉ 小節内有効臨時記号に気付かず、戻し忘れている
◉ 連符のときの連桁の本数を書き間違えている
◉ リピートで、トバしたあとに戻る位置を書き忘れている
など、楽典的なミスに注意が必要です。
なぜ問題なのかというと、
一度間違えると
その楽譜を読む人物が警戒するから。
例えば、
一度警戒されて間違い探しを始められてしまうと
創作上、意図的に短2度でぶつけていても
「ここも、臨時記号が抜けているのでは?」
などと勘違いされたり
質問が飛んできてしまう。
なるべく最初から楽典的なミスを減らしておくことは
演奏・創作のどちらにおいても重要だということを
ぜひ覚えておいてください。
独学でも意思と意識次第で減らせる部分なので
必要以上に
たいへんに感じる必要はありません。
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