【ピアノ】作曲家ごとにフォルテのニュアンスは異なる

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本記事では、
「作曲家ごとにニュアンスが異なるダイナミクス記号」
について入り口を解説しています。

 

筆者が子供のときに

ピアノコンクールで審査員から受けた講評のうち、

印象に残っているものがあります。

その時の講評を下さったのは

ピアニスト2名及び、作曲家1名の計3名でした。

ピアニストの審査員方は

「テクニック寄りの講評」だったのですが、

作曲家の審査員は

「ブラームスらしいフォルテというものを考えたことはありますか?」

と講評を出されたのです。

 

今思えば、

作曲家の先生らしい素晴らしい観点だと感じます。

 

もちろん、

「ブラームスらしいフォルテ」に正解はありません。

10人いれば10通りの考え方があるはずです。

一方、少なくとも、

プロコフィエフの「サルカズム」を弾く時のような音色ではないのは

言うまでもありません。

 

「作曲家」によって、

また、

同じ作曲家でも「その作品のタイプ」によって、

フォルテを含め各種ダイナミクス記号のニュアンスを

考えていく習慣をつけましょう。

 

出したい音色が決まれば、

「では、どのように身体を使って音を出せばいいか」

といったように

後付けで必要なテクニックもみえてきます。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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