【ピアノ】サラッと終わる曲尾ではrit.しないで

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楽曲の終わらせ方の工夫次第で
良い空気感を演出することができます。

 

まるで逃げるかのように

サラッと終わる曲ってありますよね。

何曲か例を挙げます。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第17番 テンペスト ニ短調 op.31-2 第3楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、曲尾)

 

ラヴェル「鏡 より 蛾」

譜例(PD作品、Finaleで作成、曲尾)

 

ウェーベルン「チェロとピアノのための3つの小品 Op.11 より 第1曲」

譜例(PD作品、Finaleで作成、曲尾)

例外はありますが、

こういったサラッとした終わり方では

rit. せずに弾き終えてしまうと

良い空気感を演出できます。

 

譜例の3つ目、ウェーベルンの作品に関しては

flüchtig(飛ぶように、速く)」

とまで書かれていますね。

 

聴衆に

「あれっ?終わったの?」

と思わせることができたら

成功と言えるでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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