【ピアノ】時間をかけて、手を動かして、自分なりのやり方を見つける

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情報収集に関する貪欲さをもって
試行錯誤しながら
実現したい内容を現実化させていく方法を
自分で考えていくしかありません。

 

前回の記事でも紹介したリーベルマンの書籍に

試行錯誤に関する

重要なことがサラリと書かれています。

 

「現代ピアノ演奏テクニック」 著 : エフゲーニ・ヤコブレヴィッチ・リーベルマン  訳 : 林万里子 / 音楽之友社 より

(以下、抜粋)
いろいろな問題は一気に解決できるものではなく、
一定の時間を要すことを学びとらなければならない。
(抜粋終わり)

 

長くなるので

抜粋では前後の文脈は割愛していますが、

文脈からすると

「問題意識と忍耐力をもって集中した学習をすること」

を言っています。

一方、試行錯誤の重要性を説かれているようにも感じます。

 

「ゆっくり練習(拡大練習)」という

避けては通れない練習方法がありますよね。

恥ずかしい話なのですが、

筆者は「ツェルニー50番練習曲」に入るくらいまで

この練習方法をとったことがありませんでした。

とったことがないというか、

ほんとうにその発想がなかったんです。

だから、

ゆっくり弾かない学習者は

必ずしも単にサボっているのではなく

この練習方法自体が頭にないケースもあり得るのではないか、

ということが

自身の経験からも分かります。

 

それまでは

ゆっくり練習をしなくても何とかなっていたのですが、

「ツェルニー50番練習曲  第7番 Op.740-7

という同音連打のエチュードが

当時あまり上手く弾けなくて、

習っていた先生に

練習が雑だということを指摘されました。

そこではじめて

「ゆっくり練習(拡大練習)」を知って

取り入れ始めたんです。

 

そして、

この練習方法は大きな効果があるけれども

ゆっくり弾いていただけでは

速く弾けるようにならないことも知り、

どういったいくつかの練習を

どういった割合で混ぜていけばいいかと

試行錯誤することになりました。

 

上記抜粋を再掲します。

(以下、抜粋)
いろいろな問題は一気に解決できるものではなく、
一定の時間を要すことを学びとらなければならない。
(抜粋終わり)

 

当時の経験があるので

このリーベルマンによる注意は良く分かります。

もちろん、試行錯誤は

以降もたくさんしてきたと思っています。

 

音楽の学習やピアノの練習をしていると

さまざまな問題点や疑問点が出てくるので、

情報収集に関する貪欲さをもって

試行錯誤しながら

実現したい内容を現実化させていく方法を

自分で考えていくしかありません。

 

このようにして知識やノウハウを自分で獲得していき

年々、判断できる材料が増えていきさえすれば、

あらゆる楽曲へ取り組むときに使える

自分なりのやり方を手にすることができます。

 

◉ 現代ピアノ演奏テクニック 著 : エフゲーニ・ヤコブレヴィッチ・リーベルマン  訳 : 林万里子 / 音楽之友社

 

 

 

 

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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