【ピアノ】一人で音楽的な演奏にまで仕上げるために必要なこと

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感覚に頼りきって、何となくで弾いていませんか?
本記事では、
「一人で音楽的な演奏にまで仕上げるために必要なこと」を
お伝えしています。
少し耳が痛い内容かもしれませんが、
やる気のある方は是非読んでください。

 

音楽にとって「感覚」は大切です。

左脳派的に頭で考えてひねり出した音楽ではなく

直感に頼って自由に演奏することも

時には必要でしょう。

しかし、

私の印象からすると

「みんな、あまりにも感覚に頼りすぎ!もっと音楽を読み取らないと。」

と言いたくなるのです。

 

例えば、

◉ シャープ系やフラット系へ転調したのであれば、音色をどう変えれば適切なのかを考える
◉ フォルテを見たら、どのような性格の ”強く” なのかを考える
◉ アクセントを見たら、ただ強調するのではなく、”どのような表情で強調するべきか” を考える
rit.が書かれている時に、どれくらいの加減でrit.すれば全体のバランスから見ると不自然でないか考える
◉ 作品の背景を知った上で、そのパッセージはどのような表情で弾くべきかを考える

などをはじめとし、

音楽を読み取るために必要なことは

他にもたくさんあります。

 

このような試行錯誤は

頭で考えた硬い音楽をすることとは異なります。

純粋に音楽を読み取っているだけです。

 

何となくで弾いている箇所が多く、

どうしてそう弾くのかについて

何も考えを持っていない方が多いと感じます。

 

何度も書いていますが、

音楽で大切なのは

「音の高さ」や「リズム」だけではありません。

「音の高さを間違えずに弾く(つまり、ミスタッチをせずに弾く)」

「楽譜に書かれたリズムを正しく弾く(つまり、指が正確に動く)」

比較的多くの学習者がこれらばかりを気にしています。

そして、

これらができると

もうその楽曲は弾けたと勘違いしてしまうのです。

 

少し厳しい言い方になりますが、

もし、すでに弾けるようになってきたあなたが

現在伸び悩んでいるのであれば、

本記事で書いたようなことを突破しないと

ずっとその実力周辺でステイするだけです。

譜読みこそ徹底的に力を入れるべき。

 

関連内容として、

以下の記事もご覧ください。

【ピアノ】新しい楽曲に取り組むときに振り出しに戻らないために

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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