習いに行っている場合は
先生が適切なエチュードを与えてくれたり
自分で弾きたいエチュードについて先生に相談もできますよね。
しかし、独学の場合は
使うエチュードに悩んでも
原則アドヴァイスを受けることはできません。
楽曲でしたら
やりたいものをやればいいのですが、
エチュードのような訓練も兼ねた作品では
選曲に慎重になったほうがいいのではないかと
感じることもあるかと思います。
悩む必要はありません。
選択肢を一気に半分以下へ減らしてみせます。
独学の方が使うエチュードに困ったときの解決策はシンプル。
それは、
「コンサートピースとしても使えるエチュードのみに取り組む」
これに限ります。
「コンサートピース(演奏会用作品)」というと
難しく感じるかもしれませんが、
入門さえ終わっていれば
初級用教材からありますので大丈夫です。
コンサートピースとしても使えるエチュードに取り組むことで
エチュードの練習がすべてレパートリー形成になるのです。
レパートリーに出来て、かつ、
エチュードとしての価値も高い作品としては、
◉ バルトーク「ミクロコスモス」初級〜上級
などが特にオススメです。
上級用作品としては
ショパン、ドビュッシーなどのエチュードもあります。
あえて曲名は書きませんが、
エチュードとして有名でも
ピアニストがまず取り上げないエチュードってありますよね。
言ってみれば、
そういう作品群が
コンサートピースとしては使えないということです。
せっかくエチュードの練習をしても
それをレパートリーにできないのであれば
譜読みをしたりさらったりする時間がもったいなく感じませんか。
仮に一定の訓練になったとしても、
おそらく将来繰り返しさらうことはありません。
一方、
コンサートレパートリーにできる作品であれば
それを維持していく過程の中で
エチュードとしてのさらい直しにもなるのです。
もちろん、
ハノンやコルトーなどの
「ほぼ譜読みが不要のエチュード」
は積極的に取り入れてもいいでしょう。
選択肢が一気に半分以下になったと思います。
あとは、楽譜をパラパラと眺めながら
ご自身のレヴェルより少し高そうな教材を選ぶだけです。
【ピアノ: 独学】ソナチネからショパンエチュード入門までのロードマップ
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