【ピアノ】一度やってみるべき、消しゴム付き鉛筆での練習

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本記事では、
筆者が音大生のころに習った
一風変わった練習方法を紹介しています。

 

筆者が音大生の頃に習った練習方法のひとつに

「消しゴム付き鉛筆の消しゴム側で、ゆるやかなメロディを弾いてみる」

というものがあります。

 

はじめて言われたときは

「何の意味があるんだろう?」

と思ったものですが、

「打点をとらえる」

という感覚を楽しく身につけることができました。

 

あなたにも

一度でいいので

トライしてもらいたいと思います。

 

やり方はシンプル。

ショパン「ノクターン 第2番 op.9-2」のような

ゆるやかでカンタービレなメロディを

消しゴム側で弾くだけです。

鉛筆は

親指と中指で

リラックスして持ちます。

真ん中より先のほうを持ちましょう。

 

もちろん、ペダルを使って。

装飾などの速い動きは

省略しても構いません。

 

当時、このやり方で先生が弾いてくれたのですが、

消しゴム鉛筆で弾いているとは思えないほど

とても音楽的で驚いたものです。

 

弾くのは、数小節でOK。

慣れたら左手は通常通りに弾いて

右手の消しゴム付き鉛筆奏法とアンサンブルしてみましょう。

 

以下の2点を意識してみてください。

◉ 音と音とのつなげて行き方をていねいに
◉ 打鍵時の打点を意識してとらえること

 

この練習は

気分転換に楽しみながら取り入れてみると

いいでしょう。

通常の奏法へ戻ったときに

指先で打点をとらえて

その感覚をどのように次の音へつなげていくか

を考えていくヒントになるはずです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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