【ピアノ】ドミソ伴奏の音楽的な弾き方

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初級~上級作品まで
幅広い作品に登場する「ドミソ伴奏」。
その演奏ポイントを解説します。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332 (300k) 第3楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、50-53小節)

このような

いわゆる「ドミソ伴奏」は

古典派の作品に多く出てきますが、

簡単なようでいて

意外と難しい伴奏形です。

 

表現のコツとしては

「すべての音がひとつひとつ聴こえすぎないようにする」

というのがポイント。

なぜかというと、

こういった伴奏形は

譜面上は単純化して書かれていますが、

明らかに「バス+伴奏」という

多声的なつくりになっているからです。

 

つまり、

丸印で示した各バスの音を

やや深めに弾き、

他の2つの音は

バスの響きよりも大きくならないようにすればOK。

 

テクニック的には

「3つの音をワンアクションで弾く」

これを意識したうえで練習すると、

3音をひとまとめで聴かせつつも

求めている多声的な演奏を得ることができます。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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