具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
補足した点線スラーを見てください。
ここでのメロディは
このようなフレーズで成り立っています。
エディションによっては
このスラーが実線で書かれていますが、
もともとの原曲にはありません。
メロディを
1回、2回、3回と繰り返し、
3回目でフレーズの息を長くすることで
この8小節をまとめていると考えましょう。
全体的な音楽の方向性は
カッコ付きダイナミクスの松葉で補足したようになります。
(再掲)
このように
メロディはフレーズの終わりに向けておさめていくわけですが、
それに伴奏のニュアンスもあわせるようにしましょう。
具体的には、
◉ 1小節目の左手より、2小節目のほうを大きくしてしまわない
◉ 3小節目の左手より、4小節目のほうを大きくしてしまわない
◉ 7小節目の丸印をつけたところに左手のヤマをつくり、その後おさめる
◉ 3小節目の左手より、4小節目のほうを大きくしてしまわない
◉ 7小節目の丸印をつけたところに左手のヤマをつくり、その後おさめる
「ヤマ」と言っても
p の中での音楽の方向性の話なので
やりすぎないでください。
中には、両手のニュアンスをあえて別のものにしたほうが
面白いケースもあります。
しかし、
この譜例のところは
素直に書かれているので
両手で共通した強弱ニュアンスを表現すると
シンプルで音楽的にまとまるでしょう。
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