【ピアノ】装飾音と3連符を区別しよう

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わざわざ作曲家が
プラルトリラーと3連符を書き分けた意味を考え、
勝手にリズムを変更しないようにしましょう。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1(小犬)」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、20-22小節)

 

この楽曲では

「プラルトリラー(譜例の20小節目の右手に見られる記号)」

が何度か出てきますが、

そのせいなのか

21小節目などの3連符(カギカッコで示した部分)まで

プラルトリラーのように弾いてしまっている演奏を

耳にします。

右の譜例のように弾いてしまっていませんか。

 

特に、

譜例のようなテンポの速い楽曲で

起きてしまいがち。

このようなリズムの崩しは

ほんとうによく聴かれるのですが、

そうしてしまっては

わざわざショパンが

プラルトリラーと3連符を書き分けた意味が

なくなってしまいます。

勝手にリズムを変更しないようにしましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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