【ピアノ】「だんだん弱く」にテンポ変化も加味されるかどうかに注意

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何となくで把握してしまっている音楽用語があるようでしたら
それぞれの意味を一度整理し直してみることで
楽曲の捉え方に変化が出てきます。

 

だんだん弱くしていくときには

だんだん遅くしていく表現も

セットでつけてしまうことがあります。

 

なぜそうなってしまうかというと、

弱くしていく表現のときには

テンポをゆるめても

聴感上、違和感はない場合が多いからでしょう。

 

ただし、

作曲家がそれを望んでいるかどうかは

まったく別の問題。

だんだん弱くしていくように指示があった場合、

その音楽用語にテンポ変化の意味が含まれているのかどうかを

知っておく必要があります。

 

例えば、

標準的な音楽辞典では

diminuendo に、テンポを遅くする意味はないとされており、

smorzando には、テンポを遅くする意味も含まれているとされています。

 

「だんだん弱く」に

テンポ変化の意味も加味されるかどうかに注意することで

同じ曲の中で

複数の類似した用語が併用されている意図が見えてくる。

 

まだまだたくさんの用語がありますが、

何となくで把握してしまっている音楽用語があるようでしたら

それぞれの音楽用語を一度整理し直してみましょう。

そうすることで

楽曲の捉え方に変化が出てきます。

 

【補足】
ちなみに、
アンドレ・ジョリヴェなどの作曲家は
一部の作品で
accel.のところにあえてデクレッシェンドを書いたりと
通常の感覚の逆をいくような指示をしています。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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