その作品とは、
ドビュッシー「ピアノ三重奏曲 ト長調 第4楽章」です。
ドビュッシーが18歳のときに作曲した作品と言われており、
よく聴かないと彼の作品とは思えないような、
後期の作品とはかけ離れた作風となっています。
第4楽章では
「Appassionato(情熱的に)」と冒頭から書かれている通り
非常に情熱的な楽章となっており、
特に前半部分が素晴らしい。
どなたでも理解できるような
聴きやすくとっつきやすい音楽に仕上がっています。
本記事では楽曲の中身の詳説はしませんが、
まずは楽曲を知っていただけたらと思います。
私は、アンドレ・プレヴィンがピアノパートを弾いている演奏が
いちばん好きです。
「ゆっくりめのテンポ」で弾いており、
楽曲の解釈も的確だからです。
YouTube アートトラックで
アンドレ・プレヴィンの演奏が公開されています。
(YouTube アートトラックは ”合法” による公開です。)
【第4楽章の単独音源】
◉ Trio for Piano, Violin and Cello in G Major, L. 3: IV. Finale. Appassionato
【楽譜】ドビュッシー: ピアノ三重奏曲 ト長調 / ヘンレ版
【ピアノ】取り組んでいる作曲家が作った “ピアノ曲以外” も聴こう
という記事でも書いたように、
今取り組んでいる作品の理解を深める意味でも
さまざまな編成による作品に
触れていただきたいと思います。
その中にあって、
ピアノ三重奏曲は「3人のみの小編成室内楽」ですので
非常にとっつきやすい。
弾く場合も、聴く場合も、
ピアノが編成に入ったアンサンブルへの入門としては
とてもオススメです。
一般的にはマイナーな分野ではありますが、
あらゆる作曲家が魅力的な作品を残しており
吸収しない手はありません。
まずは、
ドビュッシー「ピアノ三重奏曲 ト長調 第4楽章」から
聴いてみましょう。
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