♬ ドビュッシーの作品に挑戦したい
♬ 彼の作品における譜読みの注意点を知りたい
こういった方へ向けた記事です。
記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
ドビュッシーの作品を譜読みするときの注意点はたくさんありますが、
その中でも
もっとも基本的なものをひとつ挙げます。
この特徴を踏まえておくべきということです。
例えば、以下のような例です。
ドビュッシー「サラバンド(ピアノのために 第2曲)」
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)
譜例のように、
同じ音型の繰り返しでも
「一方にはダイナミクスの松葉が書かれておらず、もう一方には書かれている」
といった表現が頻出します。
(細かなアーティキュレーションに変化がつけられている楽曲も。)
必ずしもドビュッシーの作品に限られるわけではありません。
しかし、
「単純な繰り返しをとても嫌った作曲家」
と言われているだけあって
彼の特徴と断言できるほど
ほんとうによく見られるのです。
もちろん、
私たちは “音楽” を演奏しているのですから
松葉が書かれていないほうを
機械的かつ平坦に弾く必要はありません。
書かれているほうをより表現的にすることで差をつけましょう。
加えて、
何度も書いていることですが
「繰り返しでは、どこが同じままで、どこが変化したかを細かく整理する」
これが重要。
「暗譜」をする段階になったときに
これが徹底されていると
とても楽になるのです。
今回取り上げたような
ダイナミクスの表現のみが変化している場合でも同様です。
ドビュッシーには
「モード」「全音音階」など
音の選び方に関する特徴も多くありますが、
それらはやや高度になりますので
記事を改めます。
まずは「繰り返し」という観点に注意して
譜読みを進めてみて下さい。
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