【ピアノ】段階的なクレッシェンドの取り入れ方

本記事では、
「段階的なクレッシェンドの取り入れ方」について、
実例を出しながら解説しています。
「段階的なクレッシェンド」というのは、
グーっとなめらかにダイナミクスを上げていくのではなく、
階段を上がるように段としてあげていく方法です。
用語自体を耳にする機会は多くても、
実際に使い方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

本記事で取り上げている楽曲は

パブリックドメインになっている作品です。

出版社が独自につけたアーティキュレーションなど

権利に関わる部分は一切表示しておりません。

譜例はFinaleで作成したものです。

 

「段階的なクレッシェンド」を取り入れられる、

むしろ取り入れるべき箇所というのはたくさんの例があります。

その中から1つの例を出します。

もちろん、

楽曲が変わっても似たような箇所では応用できます。

例を一つあなたの引き出しに入れておくことが重要です。

 

ショパン「ワルツ 2 変イ短調 Op. 34-1(華麗なる円舞曲)」

譜例(Finaleで作成、11-12小節目)

参考までに、mf と f は私が書き入れました。

1小節毎にそれぞれ

「デクレッシェンド」

をショパン自身が書いています。

10小節目にはcresc.が書いてあるにも関わらず。

 

どう演奏すればいいか迷いませんか?

こういったところは

グーっとcresc.するのではなく、

「1小節づつブロックとして段階的なcresc.にする」

これが得策。

そうすれば、

ショパンが書いた「デクレッシェンド」と「cresc.」の

どちらも活かすことができます。

 

(再掲)

仮に、

1小節毎にそれぞれ

「デクレッシェンド」が書いてなかったとしても、

こういった音型を見たときに

「段階的なcresc.」を思い出せるかどうかがポイント。

というのも、少なくともこの例だと、

一小節ずつフレーズが終わっているので

グーっとcresc.してしまうと

フレーズ終わりの音が大きくなってしまい、

フレージングを正しく表現できないからです。

(フレーズ終わりの音はおさめるのが基本です。)

つまり、

11小節3拍目の音が大きく飛び出してしまうと、

11小節目で1つとなっているフレーズが

台無しになってしまいます。

それを解消するのが、

段階的なcresc.というわけです。

 

クレッシェンドには他にも様々なタイプがあります。

「斎藤秀雄 講義録(白水社)」

という書籍では、

「クレッシェンドのタイプ」

を独自の言葉で分類しているページがあり、

とても参考になります。

ぜひ読んでみてください。

 


 

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