【ピアノ】クレッシェンドやデクレッシェンドは、背の順整列に近い表現

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びっくり箱的な表現が求められているとき以外は
原則、背の順整列のようなダイナミクス変化をすべきです。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

特に近年は

背の順整列にもさまざまな考え方があるようですが、

少なくとも筆者が義務教育を受けていた時代には

全校集会へ行くときも

避難訓練へ行くときも

すべて、背の順整列で移動していました。

 

さて、

クレッシェンドやデクレッシェンドがギクシャクしてしまう

という方には、

自身の経験があるのであれば

背の順整列を思い出していただきたいと思います。

 

背の順整列って、ほんの数人を見るだけだと

同じ身長の人物が並んでいるように見えるんですよ。

しかし、

ひとクラス何十人もが並んでいるところを全体でながめると

確かに、最前と最後尾では差があります。

 

演奏で大事なのは、この感覚。

当たり前のことと思うかもしれませんが、

見落としてはいけない視点があります。

背の順整列の場合、文字通り「背の順」なので

160cmの人物と162cmの人物の間に

195cmの人物を入れることは許されません。

しかし演奏だと

結構、こういうことをやってしまう。

びっくり箱的な表現が求められているとき以外は

原則、背の順整列のようなダイナミクス変化をすべきです。

これが、本記事で一番伝えたいこと。

 

背の順整列では

必ずしも美しい曲線になっているかと言えば

そうとは限らず、

同じ身長の人物が数人いたりすると

段階的な上がっていき方になることもあるし、

最後尾の直前になっていきなり急カーブになる可能性もある。

この辺りも、

さまざまな表現手段がある

クレッシェンドやデクレッシェンドとの共通点を感じますね。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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