【ピアノ】初心者向け:初めての発表会での防寒対策

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本記事では、
初めての発表会を控える初心者へ向けて
「防寒対策」をお伝えしています。
新しいものを買わなくても
「一般的な家庭にあるもの」で対策可能。
その他、防寒に関してあらゆる角度から解説しています。

 

防寒をおろそかにしてしまい、

「本番で指が動かなかった…」

なんてことになってしまったら大変です。

緊張すると身体が冷えることは、専門家も指摘しています。

そこに加えて

「季節的な寒さによる冷え」も重なるわけですから

それなりの対策が必要です。

 

注意しなければいけないのは、

「会場によっては、屋内であってもあまりエアコンが効いてないケースもある」

という点です。

会場につけばあたたかいと思い込んでいると

たいへんなことになる可能性があります。

あたたかくても寒くても対応できるように

先読みしておかなければいけません。

 

日常生活で経験があるかと思いますが、

手が冷え切っていると

チャックを開け閉めするのも一苦労ですよね。

そんな状態でピアノなんて弾いたら

冗談抜きに力の2割も出せません。

以前の私も、痛い目にあった経験があります。

 

本記事を参考に

万全の対策で初本番を大成功させましょう。

 

■初心者向け:初めての発表会での防寒対策

♬ 最も基本!「手」と「上半身」の防寒対策

 

「手」と「上半身」の防寒は最も基本です。

 

「手」に関して注意しなければいけないのは、

「気温一桁以下の時期の場合、毛糸手袋1枚では防寒としては足りない」

ということです。

だからといって、

わざわざ「電気手袋」を買う必要はありません。

ピッタリ手にフィットする毛糸手袋でしたら

「ドラッグストア」や「100均」で買えますし、

すでに自宅にある方も多いはずです。

それをつけた後に、厚手の手袋を重ねればOKです。

見た目は

厚手の手袋1枚のみをつけているのと変わりません。

 

「上半身」に関しては、

とにかく恥ずかしがらずに着込むことです。

特に男性は

ステージ衣装を自宅から着てくる方も多いようですから、

とても冷えやすいと言えるでしょう。

 

ずいぶん前ですが、

共演者のとある男性がスーツのみで会場入りしていて

スーツ用のコートも着ていないので

「冷えませんか?」

とたずねてみたことがあります。

「コートを着るのが恥ずかしいから、いつもこのスタイル」

と返答されて、たいへん驚いたことがあります。

 

いいですか、

繰り返しますが

恥ずかしがらずに着込んでください。

着込んだままステージに出るわけではないのですから。

本番を成功させるためですよ。

 

カイロは

「貼らないタイプ」よりも

「貼るタイプ」のほうがずっとあたたかい

「ステージ脇待機」のために貼らないタイプを持っていくのはいいですが、

「基本は、貼るタイプで防寒する」

と心得ましょう。

 

♬ 見落としがち!下半身の防寒対策

 

下半身が冷えると

腰より上をどんなにあたたかくしていても、元の木阿弥。

再び手も氷のような冷たさに戻りますから注意しましょう。

 

下半身の防寒対策に関しては

ステージ衣装によっては難しい。

しかし、会場入りして着替えるまでの防寒は怠らないでください。

 

男女問わず、演奏家仲間のあいだで定番なのはタイツ」です。

タイツは会場入りしてから脱げますが、

男性はタイツを履いた上にスーツパンツを履いて

そのまま本番をこなす方もいらっしゃるようです。

 

「靴や靴下に貼るタイプのカイロ」

は使っても大丈夫ですが、

会場リハの前には ”必ず” はがしてください。

わずかの厚みだけですが

ペダルを踏む感覚に大きな影響を与えます。

したがって、

うっかりはがし忘れて会場リハをやったあとに

はがして本番を迎えると

感覚の変化に戸惑うはずです。

どんな本番でも

足元の感覚は統一しておいた方がいいので、

寒い時期の本番だけカイロを入れたまま演奏するのは

オススメできません。

 

♬ 当日、自宅で一度指を動かしておく

 

防寒とともに

関連事項としてお伝えしたい内容です。

 

とあるスポーツ選手の発言で知ったことなのですが、

多くのスポーツでは

試合当日、試合前に一回息をあげておくそう。

「肩で息をするくらい一度あげておくことで、試合本番で激しく動いても体力が続く」

とのことです。

ピアノでも「指慣らし」という言葉がありますが

会場リハに頼らず、本番当日、自宅で一度指を動かしておくことは必須。

一度「指慣らし」をしてあるかどうかで

「指の動きや感覚」に好影響があるのは

私自身、身をもって経験しています。

もちろん、その後の防寒対策は必須ですが…。

 

ちなみに、

会場入りしてから「机鍵盤」で演奏するのは厳禁です。

詳しくは、

本番当日に、机鍵盤で演奏しないこと

という記事を参考にしてください。

 

♬ お手洗いでの「手洗い」に注意

 

会場入りしてからお手洗いへ行くことは何度かあるはずですが、

会場によってはお湯が出ないので

キンキンの水で手を洗わなければならない可能性があります。

「通常の手洗い」くらいでしたら

割と短い時間で済みますが、

「油性の整髪剤」などが付いた手は

ハンドソープでよく洗わないと落ちませんよね。

そういったことも考えると、

男女ともに、会場入りしてからヘアメイクをおこなうのは危険です。

その後、手洗いで手を冷やす恐れが高いからです。

会場でのヘアメイクは

「直し」程度で済むようにしておきましょう。

 

♬ 実は、夏場でも冷え対策が必要

 

先ほど、

「緊張すると身体が冷えることは、専門家も指摘している」

と書きました。

それに、驚くほど冷房されている会場も時々あります。

要するに、夏場でも手が冷たくなる可能性はあるのです。

 

もちろん、

冬場のような厚着は必要ありませんが、

「カイロを未開封のまま持っていき、会場の状況によっては開封する」

という対策をしているピアノ弾きは多い。

必要なさそうな場合は

開封しなければ無駄になるわけではありませんから、

夏場でも未開封のカイロを持ち歩くといいでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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