【ピアノ】10度音程のアルペッジョ : 演奏注意点

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本記事では、
楽曲でひんぱんに出てくる「10度音程のアルペッジョ」
演奏注意点を解説しています。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

ショパン「ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、11-12小節)

11小節1拍目の左手部分で

○印をつけた音を見てください。

こういった親指で演奏する音で

大きく飛び出てしまっているケースが多いのです。

10度音程をアルペッジョで演奏するとなると、

結構忙しく打鍵する必要があります。

そういったこともあり、

うっかり親指の音が大きくなってしまうのです。

少なくとも

この譜例のケースでしたら

親指の音は触れるだけで大丈夫です。

それでも充分に響きます。

 

(再掲)

もちろん、

こういった10度音程のアルペッジョが

右手で演奏するメロディ部分にきていたり、

左手の場合でも

トップノートが

メロディ音になっている場合は

その音を多めに出して問題ありません。

あくまで、

今回の譜例のように

「伴奏の一部になっている場合」の注意点。

 

「音が大きく飛び出てしまっている」

というのは

音自体を間違えているわけではないので、

注意深く自分の演奏する音を聴かない限り

気づきにくいものなのです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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