【ピアノ】メロディの上をいく伴奏に慣れておくべき

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世に出ているピアノ曲では
いちばん上の声部にメロディがきて
それらに下ぶらさげで
ハーモニーや伴奏がつけられているものが圧倒的多数。
しかし、
メロディの上をいく伴奏が出てくる書法の演奏にも
慣れておくべきです。

 

【ピアノ】伴奏に取り囲まれたメロディを主役にするコツ

という記事でも触れましたが、

内声にメロディがでてきて

音域的にそれより上で伴奏が鳴っているケースでは

演奏にたいへんさがあります。

例えば、以下のようなもの。

 

シューマン「3つのロマンス Op.28 より 第2曲」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

ピアノという楽器は減衰楽器なので、

のびているメロディは減衰していってしまう。

よく注意しないと

上の音域で動いている伴奏のほうが目立ってしまいます。

そういったこともあり、

このような書法というのは

演奏のみでなく

作曲や編曲をする場合にも一種の努力を必要とします。

 

世に出ているピアノ曲では

いちばん上の声部にメロディがきて

それらに下ぶらさげでハーモニーや伴奏がつけられているもの

が圧倒的多数。

 

とうぜん、オーソドックスなカタチはそうなのですが、

触れる音楽までそういったものばかりに偏ってしまうと

ピアノという楽器の可能性を勘違いしてしまいます。

せっかくなので

メロディが内声に配置されている書法の作品に触れて

慣れておくべきでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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