ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」(Rhapsody in Blue)
という名曲がありますよね。
オーケストレーションは別のプロフェッショナルをたてていますが、
この楽曲の「2台ピアノ版」は
ガーシュウィン自身が楽譜を書いていると言われています。
2台ピアノ版、
とても素晴らしいスコアなのですが
音楽的でない部分もあります。
最後のページあたりは
ほとんど全ての音にアクセントが書いてあるのです。
最後のヤマですし、気持ちはわかります。
しかし、
「ほぼ全ての音にアクセントがついている」
というのは、
「ほぼ全ての音にアクセントがついていない」
というのとほとんど同義なのです。
さて、
この曲を変えて弾いて欲しいわけではありませんが、
ここで言いたいのは、
アクセントがついている音とそうでない音を
はっきりと弾き分けることの重要性」
についてです。
「勢いに乗ってアクセントがついていない音をついている音と同じように演奏してしまう」
これでは出てくるサウンドにメリハリがつきません。
しっかり考えて書かれている楽譜であれば
アクセントがついている音には何かしらの意図があります。
「ある特定のビートを生み出して欲しい」
「アクセントの音だけを拾いだすとメロディが隠されている」
など、他にも限りがありません。
一方、
強調し損なったり
余計なところを強調してしまったりすると
音楽自体が全く変わってしまうのです。
いいですか、
普段生徒にも伝えていることですが、
「音程」と「リズム」だけを読んで
譜読みが終わったと思わないでください。
それは一番わかりやすい部分というだけであって、
音楽にとって大切な要素は他にもたくさんあるのです。
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