【ピアノ】速度標語は、譜読みが終わった後に見直そう

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譜読みが終わった後というのは
楽曲理解が圧倒的に深まっているため、
速度標語に関するとらえ方にも
変化が起きている可能性があります。

 

古典以前の作品など

メトロノーム速度指示が書かれていない作品の場合は、

Allegro、Andante などをはじめとした速度標語を

テンポ判断の材料としていくことになります。

 

しかし、Allegro といってもテンポに幅がありすぎますし、

場合によっては

Allegro moderato などと他の用語までくっついてくるので

テンポ設定に関して迷うことも多いと思います。

とうぜん、ピアニストの演奏を聴いても

テンポの解釈は千差万別。

 

結局はそういうことであり、

このようなケースでのテンポ設定に

唯一の正解はありません。

しかし、何か光が欲しいと思うので

テンポ設定に関して

ひとつヒントを出しておきましょう。

 

「速度標語は、譜読みを終わった後に見直す」

ということをやってみてください。

 

まず、譜読みを始める段階では

そのときの自分の判断でベストだと思うテンポを目指して

学習を進めてみます。

そしてこの後が重要なのですが、

譜読みが終わった後に

再度、速度標語を見直してみます。

 

なぜこのやり方をすすめるのかというと、

譜読みが終わった後というのは

楽曲理解が圧倒的に深まっているため、

速度標語に関するとらえ方にも

変化が起きている可能性が高いからです。

 

思い出してみて欲しいのですが、

譜読みをする前に

ピアニストによるその楽曲の演奏を浴びるほど聴いて

楽曲のことを分かったつもりになっていても、

実際に自分で楽譜を読んで手を動かして

譜読みを進めた後というのは、

驚くほど新たな気づきがあったり

当初の楽曲の印象が変わっていたりしますよね。

それくらい、

譜読みの前と後というのは差があるんです。

 

だからこそ、

「おおむね譜読みが済んだ後」

という良いタイミングを

上手く活用してみるべき。

きっと、テンポ設定に関する進展があるはずです。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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