シューマン「子供の情景 7.トロイメライ Op.15-7 へ長調」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、1-4小節目のメロディを抜き出したもの)
特徴的なのは、メロディが持つリズム。
「点線カギマーク」で示したように、
「2拍でとる箇所」と「3拍でとる箇所」が混在しています。
つまり、拍子記号は「4/4拍子」ですが、
「4/4拍子の強拍」に重みを入れて演奏するやり方では、
音楽がゆがめられてしまいます。
こういった
「拍子記号とメロディの持つ拍子感覚が一致しない作品」は
シューマンではよく見られ、
シューマンの作曲技法上の特徴と言えるでしょう。
毎回「2/4拍子」や「3/4拍子」に書き換えてしまうと
「そこだけ意味を持ってしまう」ので、
あえて「4/4拍子」のまま書かれていると推測できます。
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