「心で弾くピアノ―音楽による自己発見」
著 : セイモア・バーンスタイン 訳 : 佐藤 覚、大津 陽子 / 音楽之友社
という書籍に
以下のような文章があります。
(以下、抜粋)
ときによっては難しい箇所を吟味する必要があるのを否定するわけではない。
だが一般的に、作品の真の意味を掴み、それを明確に表現する能力は、
音楽を自由に大胆に読むことによって培われていくものである。
(抜粋終わり)
ときによっては難しい箇所を吟味する必要があるのを否定するわけではない。
だが一般的に、作品の真の意味を掴み、それを明確に表現する能力は、
音楽を自由に大胆に読むことによって培われていくものである。
(抜粋終わり)
論文などに書かれている分析的なことは
実に細部まで考察されており
それはそれで興味深いのですが、
はっきり言って、
ピアノ演奏へ活かすための情報としてはトゥーマッチです。
細かく分析すること自体は悪いことではありませんが、
それが目的になってしまわないように
気を付けなければいけません。
まずは、上記の抜粋記事にもあるように
ざっくりと楽曲のことを把握することからはじめましょう。
具体的なやり方とすると
以下のようなものがあります。
◉ クライマックスの位置を調べる
◉ メロディラインの起伏にしたがって、マーカーで色をつけてみる
◉ メロディの音程関係を調べる
◉ 役割分担をみる
◉ 書かれている「a tempo」の前に「線入れ」をする
◉ ”偽終止” の直前に線を入れる
◉ 両手の離れ方の移り変わりを調べる
◉ メロディラインの起伏にしたがって、マーカーで色をつけてみる
◉ メロディの音程関係を調べる
◉ 役割分担をみる
◉ 書かれている「a tempo」の前に「線入れ」をする
◉ ”偽終止” の直前に線を入れる
◉ 両手の離れ方の移り変わりを調べる
これらは初心者にも取り組みやすいものとなっています。
それぞれの詳細は以下リンク先記事をご覧ください。
「初心者でもできる楽曲分析方法」シリーズ
もちろん、もっと感覚的な要素も含んだ分析をしてみるのでもいいでしょう。
例えば「美しい」と思うところがある場合は、
どうしてその美しさを感じるのかを分析する。
「その直前がこうなっているから、美しく聴こえるのかな」
「和声で美しく聴こえるのかな」
「和声で美しく聴こえるのかな」
などといったように。
◉ 心で弾くピアノ―音楽による自己発見
著 : セイモア・バーンスタイン 訳 : 佐藤 覚、大津 陽子 / 音楽之友社
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