【ピアノ】テンポキープできるようになる練習方法

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本記事では、
「テンポキープの練習ポイント」
を紹介しています。
「知らないうちにテンポが速くなっていた」
「だんだん間延びしてしまっていた」
こういったことはピアノ練習で起こりがち。
対策法をみていきましょう。

 

テンポキープの練習として真っ先に考えられるのは

「メトロノームでの練習」です。

しかし、

何となくおこなえば

効果があがるわけではありません。

 

ポイントは、以下の3点。

1. まずはメトロノームを使わずに録音し、テンポが変わってしまっているところにチェックをつける
2. 複数チェックがついたところの「共通点」を見つけ出す → 自分の弱点の傾向
3. テンポが変わってしまっていたところを意識しながら、メトロノームを使って何度も練習する

この3つの手順を「すべて」踏んでいくことが重要。

 

2の「複数チェックがついたところの共通点を見つけ出す」

というのが大きなポイント。

これをおこなうことで、

「自分はこういった音型ではいつもテンポが速くなってしまうんだな」
「音が少ないところでは、間(ま)がもたなくて速くなってしまうクセがあるな」

などと、

「自分の弱点の傾向」がみえてきます。

これを知っておかなくてはいけません。

 

そして、それらを意識しながら

メトロノームでの練習に向かいます。

そうすることで、

何となくメトロノームに合わせた練習をするよりも

ずっと効果的。

「自分の弱点の傾向」を知っておくことで、

他の楽曲に変わっても応用できる力になります。

 

それから、もうひとつ重要なのは、

「メトロノーム練習は、身体に正しいテンポが入るまで繰り返す」

ということ。

当たり前のことのようですが、

実際は1-2回合わせて

すぐ終わりにしてしまう練習をしている方が多いようです。

テンポが変わってしまうのは「無意識のクセ」

したがって、

修正するにはある程度の時間がかかります。

 

ちょっとやってみてすぐに効果が出る魔法はありません。

「正しい準備をしたうえで、しつこくやってみる」

これがクセを修正するただひとつの方法です。

 


 

今回はテンポキープのコツを紹介しましたが、

もちろん、

ルバートの多い楽曲でメトロノームをかけて練習するのは逆効果です。

そういった楽曲では、

まずはICレコーダーで録音して何度も聴き返し、

「テンポの動き方が自分の耳で聴いても明らかにおかしいところは直す」

ここからスタートするといいでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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