【ピアノ】仕上がりが良くなる、慣れていない楽曲の慣れ方

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本記事では、
「”慣れていない” 新しい楽曲に取り組む際のポイント」
お伝えしています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

何かしらの理由により

自分で自由に取り組む作品を選ばない(選べない)ケースってありますよね。

例えば、

◉ コンクールや演奏会で課題曲が決まっていた
◉ 取り組む作品を先生が選曲した
◉ 曲のリクエストも込みで演奏を頼まれた

など。

 

こういった場合、

取り組む作品が

必ずしも好きな楽曲とは限らないのが難しいところ。

 

いきなり譜読みをしていくのもナシではありませんが、

まずは

「その楽曲を好きになるところからスタートする」

これがポイントです。

 

ある程度ピアノが弾ける方は

すでに感じたことがあるかもしれませんが、

好きな作品のほうが

あまり好きでない作品よりも

仕上がり良いことが圧倒的。

当然、ただ単に熱が入ることは大きな理由でしょう。

加えて、

あまり好きでない作品はそれが故に

いままで少ししか触れてこなかったタイプの楽曲である可能性が高く、

ほとんどの場合は

弾くことにも聴くことにも慣れていない。

ですから、

楽曲のタイプに慣れている好きな作品の方が

仕上がり良いのは当然のことなのです。

 

これに関しては「慣れ」や「経験」が必要です。

しかし、

その前の段階として

楽曲が好きにさえなれば

練習に熱が入ることは間違いありません。

 

いいですか、

「好きになる」というのは

本能的なものもありますが

意図的に好きになるように持っていくこともある程度は可能なのです。

 

「単純接触効果」という言葉があります。

「それほど好きなものではなくても、何度も接すると好感度が高まるという効果」

のことです。

例えば、

◉ 友達が取り組んでいる楽曲を自分も弾きたくなってしまう
◉ 防音マンションで、隣の部屋からいつも聴こえてくる作品を自分も弾きたくなってしまう

などといった経験は私にもあります。

 

「単純接触効果」がうまく働くと、接触した楽曲が好きになります。

一番有効なのは、

「優れたピアニストの演奏を繰り返し聴く」

これがいいでしょう。

自分のいちばん好きなピアニストが

その作品を録音してくれていればベストです。

 

「譜読みする前に同じ楽曲を何度も聴くと、イメージがつき過ぎて良くないのでは?」

という声が聴こえてきましたが、

そんな心配はいりません。

イメージがつき過ぎてどうこうの前に

その楽曲を好きになってください。

楽譜を枕元に置いて寝てほしいくらいです。

 

「単純接触効果」というと、

「弾きこみをしていて飽きてしまった」

というマイナス面があるように感じるかもしれません。

しかし、

これというのは

楽曲が好きでなくなったわけではなく

「ただ一時的に新鮮味が薄れた」

というだけのこと。

 

【ポイントのまとめ】
◉ 慣れていないタイプの作品に取り組むときは、楽曲を好きになることからスタートしよう

◉ 曲が好きになると仕上がり良いのは当然
◉ 「単純接触効果」で、意図的に好きになるように持っていくこともある程度は可能

 


 

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