「ピアノ奏法」「楽器の構造」「楽曲分析」など
ピアノの学習に必要な内容について書かれた参考書は
たくさんありますね。
ありすぎて
何から手に取ったらいいのか
迷うこともあると思います。
原則としては、
「迷ったら、近年出版された書籍から読み、だんだんと古いものへ戻っていく」
このようにしてみましょう。
クラシック音楽の場合は
ノンクラシックの分野に比べると
数年前~数十年前程度の過去のやり方は廃れにくく
普遍的な部分はある程度残されていきます。
しかし、
「ひと時代前の奏法」と言われているものがあったり
その他、古くなってしまったやり方や考え方があるのも確か。
こういったものも
いずれは知ってやってみて一度は通っておくべきなのですが、
いちばん問題なのは
古いやり方を唯一の正解だと勘違いしてしまうこと。
それだったらまだ、
近年出版された書籍に書かれている内容から学んでいって
だんだんと古いものへ戻っていくほうが
学習効果はあるでしょう。
音楽の基本的な力がまだで
音楽的判断力が高くない学習者の場合は特に。
新しいものから戻っていくやり方で学習していくと
その過程で
古くなっているものや普遍的なものを見抜く力も
養っていくことができます。
それに、
古いものよりも現代のもののほうが
比較的、言葉の使い方やレイアウトが
読みやすく書かれているので
そういった意味でも
その分野のはじめの一冊に適しています。
ただし、
いわゆるその分野の名著と言われているものが
はっきりしている場合は
多少古いものでも
それを最初の1冊にしてOK。
例えば「楽式」などですね。
ピアノ演奏に活かせる!参考書「楽式論(音楽之友社)」レビュー
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