【ピアノ】トリルで手首の回転を使うとはどういうことか②

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本記事は、
【ピアノ】トリルで手首の回転を使うとはどういうことか
という記事の補足的内容。
本記事単体でもお読みいただけます。

 

「 “トリルで” 手首を使う」

という言い方を目や耳にすることがあると思います。

どう使えばいいのかを解説したのが

上記の前記事。

今回は、それとは別のやり方を解説します。

 

2の指と3の指などで
指間を大きく開いているときは
手の構造上、手首の回転がなくては速く弾けないので、
意識せずとも
勝手に回転させることになる

などと、上記の前記事で書きましたが、

このように1音や2音単位で細かく手首を動かすだけではなく

4音単位または8音単位など

もっと大きなカタマリで動かす方法があるんです。

「動かす」というのは

「多少の上下運動をつける」という意味。

 

譜例(Finaleで作成、テンポは任意)

2本の指によるトリルではなく、

特に、

「1323…」「2313…」

などといったように

運指自体も3本以上使って4音単位となっているときに

「4音 1手首」もしくは「4×2=8音 1手首」

を効果的に使えるでしょう。

 

3連符による書き譜トリルの場合は

6音単位で1手首を使うと弾きやすいのですが、

このあたりは

テンポによって適切なやり方が変わりますので

必ず音を出しながら確認する必要があります。

 

(再掲)

ポイントは

単位のはじめの音を弾くときに

少し手首を入れる程度にしておき、

あまり大きく動かそうとは思わないこと。

大きな動きを入れると

ただのムダな動きになってしまいます。

あくまでも、

指の動きをサポートするための手首の動きであり

動かすこと自体が目的ではありません。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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