【ピアノ】トリルで手首の回転を使うとはどういうことか

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さまざまなレッスンや書籍などで語られる、
「トリルのとき、わずかに手首の回転を使う」
というテクニックについて解説します。

 

さまざまなレッスンや書籍などを見ていて

「トリルのとき、わずかに手首の回転を使う」

という指導を目にすることがあるのではないでしょうか。

どういうことなのか

イメージがつきにくいと思いますので

分かりやすく解説します。

 

譜例(Finaleで作成、テンポは任意)

これらふたつの小節の例を

弾き比べてみてください。

右手で演奏すると想定し、

必ず指遣いを守って

できる限り高速で弾くつもりで。

 

左の「2度音程トリル」の例では、

ほぼ指先の運動のみでスムーズに弾けます。

一方、

右の「3度音程トリル」の例では、

できる限り高速で弾こうと思うと

勝手に手首の回転を使っていることに気が付くはず。

 

(再掲)

トリルで手首の回転を使うというのは

この感覚のこと。

指の間を大きく開いているときは

手の構造上、手首の回転がなくては速く弾けないので

意識せずとも

勝手に回転させることになる。

完全4度のトリルを「2-3」で弾くとなると

もっと手首の回転が必要になります。

 

この回転の感覚を覚えておいて、

左の「2度音程トリル」のような

指の間を大して開かないトリルでも応用してみてください。

大げさにはやらずに

少しだけ手首の回転を使うことで

奏者によっては弾きやすく感じる。

 

・・というのが、

あらゆるレッスンや書籍で言っている

回転の意味です。

 

指先のみの運動で弾くのと

少し手首の回転をつかうのと

どちらが安定するのか、

実際に直面したトリルで試してみることで

使い分けていきましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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