【ピアノ】「腰高」のサウンドを覚えよう

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知っているサウンドを増やすと
新曲に強くなるうえ、
ピアノアレンジの幅も広がります。
本記事では、
「ピアノで演奏する、腰高による独特のサウンド」
について取り上げます。

 

腰高というのは、

バスや高音が強調されて

低中域や中域が希薄になっていること。

 

一般的な用語ではありませんが、

音楽に関して使われているのも時々耳にします。

 

腰高のサウンドが取り入れられている例を見てみましょう。

例えば、以下のようなもの。

 

ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、13-17小節)

中域から高域にかけての位置にメロディが配置され、

そのメロディに対して

下ぶら下げでハーモニーが団子状に配置されています。

一方、バスは低音域に配置されているので、

倍音を考慮しなければ

バスとハーモニーのあいだがガラ空きになっています。

メロディが「顔」、ハーモニーが「胴体」、バスが「脚」と仮定すると、

腰高になっているのが分かるでしょうか。

 

腰高の配置というのは独特なサウンドをもっているので

作曲家は使いどころを選んで

意図的に取り入れます。

同曲の中でも

腰高の部分とそうでない部分とが使い分けられているので

弾いたり聴いたりしてみて

それらのサウンドの違いを把握しておきましょう。

 

こういった微妙なサウンドの引き出しを増やしていくと、

それが使われている新しい作品を耳にしたときに

取れる情報が増えますし、

ピアノアレンジの可能性も広げることができます。

 

一方、作曲家が腰高に作曲していないところで

演奏不注意により

バス〜ハーモニー間をスカスカに弾いてしまって腰高になるのは

避けなければいけません。

これについては、

【ピアノ】腰高とボトムレスにも気をつけよう

という記事を参考にしてください。

 


 

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