【ピアノ】良い運指の良い部分を言語化する学習は有益

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目の前の優れたものを自分の引き出しとするためには
とにかく、分析に限りますが、
それは「他人が提案している良い運指」に関しても同様です。

 

【ピアノ】失敗しない運指決定のキモは、統一性

という記事では、

ドビュッシーの作品においてミシェル・ベロフが示した運指を

ピンポイントで例に挙げ、

その運指がなぜ優れているのかを解説しました。

 

これをやっていて思ったのは、

良いと思った運指に対して

「この運指のどういったところが優れているのだろう」

などと分析してみるのは

ためになるということ。

 

書かれている良い運指を何となく使っているだけでも

それが積み重なると

それなりの学習になるわけですが、

意識的に良いと思う部分を言語化してみると

別の似た部分でも応用できるくらい

頭が整理されます。

 

やり方の例をひとつ挙げます。

例えば、自分ひとりの力では運指が決まらなくて悩んでいる部分

があるとしましょう。

そういったときに、

いくつかの版を見比べてみると

たいてい、複数のパターンの運指が書かれているので、

良いと思う運指を2パターン選び、

それぞれの運指の良いところとそうでないところを挙げます。

「こちらの運指のほうが、こういった点で弾きやすいけれども、統一性がないので暗譜しにくい」

など、いろいろな部分が見えてくるはず。

それらを天秤にかけて

どちらの運指を採用するか、第1次決定する。

 

このようなやり方は、

ある程度、運指力がついている方にも有効。

「いちおう自分で運指付けしたけれど、なんだかしっくりこない」

と思う場所でやってみるんです。

筆者もしょっちゅうやっていて

結構、楽しんでさえいます。

 

「良い運指の良い部分を言語化する」

とりあえず、頭の中で簡潔に言語化してみるだけでもいいので、

一度お試しください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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