具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
モーツァルト「ピアノソナタ 変ホ長調 K.282 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、40-43小節)
カギマークで示した部分は
上段で演奏されるメロディとハモリになっている動きであり
言ってみれば「従」の役割。
「主」ではありません。
しかし、メロディックなラインになっているので
「主でないこの声部もウタにする」
という意識をもって
音型に沿った多少のニュアンスをつけるといいでしょう。
なぜわざわざこんなことを書いているのかというと、
上段の速い動きに気を取られたり
メロディを歌うことばかりを考えていると
「従」の声部が完全に追いやられて
音が鳴っているだけになってしまう可能性があるからです。
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