【ピアノ】主でない声部もウタにする

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「主」ではない「従」の声部であっても、
それがメロディックなラインになっているのであれば
完全に脇役へ追いやってしまわないように
注意すべきです。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ホ長調 K.282 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、40-43小節)

カギマークで示した部分は

上段で演奏されるメロディとハモリになっている動きであり

言ってみれば「従」の役割。

「主」ではありません。

しかし、メロディックなラインになっているので

「主でないこの声部もウタにする」

という意識をもって

音型に沿った多少のニュアンスをつけるといいでしょう。

 

なぜわざわざこんなことを書いているのかというと、

上段の速い動きに気を取られたり

メロディを歌うことばかりを考えていると

「従」の声部が完全に追いやられて

音が鳴っているだけになってしまう可能性があるからです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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