【ピアノ】試行錯誤を面倒臭がると、一向に前へ進まない

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何度でも書いていますが、
とにかく、自分の手を動かして試行錯誤することを面倒くさがらない。
これが遠回りのようで
結局は上達した自分へ近づく近道だと言えるでしょう。

 

「現代ピアノ演奏テクニック」 著 : エフゲーニ・ヤコブレヴィッチ・リーベルマン  訳 : 林万里子 / 音楽之友社

という書籍に、

以下のような記述があります。

(以下、抜粋 番号のみ補足)
① 練習では常に根気強さをもつこと
② 現在できないことに妥協しない
③ うわの空であったり、乗り気のない状態で楽器の前で無意味な時間を過ごさない
④ いろいろな困難の克服を容易にする方法を探求すること
⑤ 自己に音楽的、テクニック的な課題を課し、それが解決されるまでは安心しないこと
(抜粋終わり)

 

③を除いては、

結局、試行錯誤の大切さが根底にあるように感じます。

 

何かできないことがあるときに

その原因が試行錯誤の足りなさにあったというのは、

身をもって経験しています。

 

楽器練習だったら

インプットばかりでなく

実際に音にしてみることを増やす。

そして、

上手くいかないところで試行錯誤し

必要に応じてインプットへ戻る。

 

同様に、

作曲や編曲だったら

必ず、作品を作りながらですね。

 

この「やってみる」という部分の回数が足りないのに悩んでいても

一向に先へ進んでいかないんですよ。

昔の筆者も、

「上手くできなかったら時間がムダになるんじゃないのか」

と考えてアウトプットをためらっていましたが、

そうではなくて、

「ささいなことでも上手くいかない原因を発見できれば、充分やった意味ある」

ということが分かりました。

 

大切なのは

「今の知識量では、まだ良いものなんか出てこないから」

などと思って

実践、試行錯誤を避けないことです。

 

大部分のインプットは、

それを使う必要な場面があってこそ

役に立つし、身につきます。

積極的に使う場面を自分で作らなければいけません。

 

良く、照れそうになるセリフで

「失敗して試行錯誤したぶんだけ、良い方向へ向かう」

というのがありますが、

あれ、ほんとうなんですよ。

 

とにかく、自分の手を動かして試行錯誤することを面倒くさがらない。

これが遠回りのようで

結局は上達した自分へ近づく近道だと言えるでしょう。

 

再度、リーベルマンの言葉を載せておきます。

① 練習では常に根気強さをもつこと
② 現在できないことに妥協しない
③ うわの空であったり、乗り気のない状態で楽器の前で無意味な時間を過ごさない
④ いろいろな困難の克服を容易にする方法を探求すること
⑤ 自己に音楽的、テクニック的な課題を課し、それが解決されるまでは安心しないこと

 

◉ 現代ピアノ演奏テクニック 著 : エフゲーニ・ヤコブレヴィッチ・リーベルマン  訳 : 林万里子 / 音楽之友社

 

 

 

 

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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