練習している曲の楽譜に
ペダル記号が書かれている場合もあると思いますが、
近現代の一部の作品でもない限り
どれくらいの深さ(厚さ)で踏むかは
書かれていません。
ペダル記号が書かれているからといって
いつも最深まで踏み込んでいると
音響が濁ってしまうことがあります。
例えば、次のような例。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、5-8小節)
多くの版では
このようにペダル記号が書かれていますが、
これを最深の踏み込みでペダリングすると
グワングワンに濁ってしまいます。
テンポを相当速く弾けば
多少軽減されたように聴こえますが
やはり、
ペダルを浅め(薄め)にすることも必要でしょう。
ちなみに、筆者自身は
この譜例の箇所では
いっそのことノンペダルでいくのもアリだと考えています。
この例とともにお伝えしたかったのは
「ペダルの深すぎに気付ける耳をもとう」
ということ。
ペダルが深すぎて濁っていても気付かずにいる演奏って、
結構耳にします。
◉ 楽譜に書かれているペダル記号を、そのまま鵜呑みにしない
◉ その通り踏む場合でも、踏み込む深さを良く考える
◉ その通り踏む場合でも、踏み込む深さを良く考える
このふたつを踏まえたうえで
耳をよく使いながら演奏していきましょう。
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【ピアノ】濁っても、あえてペダルを踏んでおく解釈
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