♬ 一度寝かせておいた楽曲を効率よく起こせない
♬ 成熟させるために寝かせたつもりが、イチに戻ってしまった
こういった悩みを解決します。
記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
【ピアノ】失敗しない、楽曲の「寝かせ方」「寝かせる期間」「起こし方」
という記事では、
主に「表現面」について
寝かせておいた曲を起こす時に気をつけるべきことをお伝えしました。
一方今回は
もう少し前の段階として
「おおむね弾けるように戻す」
という部分に焦点を当てています。
「寝かせる楽曲はある一定以上弾きこんでいないと
起こした後、ほぼイチの状態からスタートすることになる」
これは前提。
一方、
一定以上弾きこんであっても
寝かせる期間が長くなりすぎると
かなりスタート地点に近いところまで戻ってしまう。
多くの場合は
「運指がわからなくなること」
によります。
リズムなどは楽曲として覚えているので
イチからやり直すようなことにはなりにくいのですが、
運指を忘れてしまうと
楽曲を覚えていても弾けないのです。
特に運指を身体のみで覚えていた場合には
「どの運指を使っていたのかまったく思い出せず、決め直し」
などといったことになる可能性も高い。
私がオススメしているのは、
ということです。
人によっては
◉ 運指は一切書かない
このような方もいます。
「ドレミ」などと
音名をカタカナで書きまくるのは褒められませんが、
「運指」という要素の書き込みは
楽譜を使いやすいものにします。
「寝かせておいた曲を起こすときに参考にできる」
というのはもちろん、
さらには
「運指を再考するときの参考になる」
という利点もあります。
例えば、
「弾きにくさの修正」や「音色の向上」
を狙って運指を変更したいときに
「今どんな運指を使っているのか」
ということを一目で把握できているのは大きい。
生徒が奏法的に不自然な手の動きをしていることがあるのですが、
「今のパッセージ、どの指を使っていた?」
ときくと、即答できない生徒が多いんです。
トラブル時に
どこからでも弾き始められるためにも
そのパッセージでどの運指を使っているのかを
常に把握しておくことは重要。
やや話が広がってしまいました。
楽譜に運指を多く書き込むことは
決して恥ずかしいことではなく
プロもいくらでもおこなっていることです。
これを踏まえて
運指について今まで以上に意識を向けていただきたいと思います。
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