【ピアノ】たいてい、J.S.バッハのプレリュードが遅すぎる

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今後、平均律クラヴィーア曲集に取り組む際には
今まで以上にテンポのことも意識して
練習してみてください。
ポイントをひとつお伝えします。

 

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

日頃、各種審査などで

たくさんの学習者の演奏を聴かせていただくのですが、

テンポの面でよく感じることがあります。

 

単刀直入に言ってしまうと、

「[J.S.バッハ : 平均律クラヴィーア曲集 より プレリュード]のテンポが、たいてい遅すぎる」

ということ。

 

プレリュードにもさまざまなタイプがありますが、

基本的には重厚なフーガと対比になっていますので

テンポも前向きでいくべき作品が多い。

と言いますか、

ここでいちばん強調したいのは

もっと前の段階の話です。

「本人が思っているよりも実際のテンポは遅くなっていることが多く、それに気付くべき」

お伝えしたいのは、これなんです。

もちろん、ある程度速度のある作品を演奏する場合の話です。

 

録音して客観的に聴いてみることではじめて気付く場合も

多いのではないでしょうか。

「設定テンポそのものが遅い」というよりは、

「演奏者本人が思っているよりも実際のテンポが遅いことで、設定テンポに届いていない」

と言ったほうが正確かもしれません。

 

このブログで何度も書いているように、

何でもかんでも速いテンポで弾けばいいというわけではありません。

しかし、楽曲によっては

速めのテンポで弾いたほうが

◉ 音楽の特徴が際立つ
◉ 流れが良くなる
◉ 対になる作品(本例の場合は「フーガ」)との対比が強調される

などといった利点があるのも確かです。

 

今後、平均律クラヴィーア曲集に取り組む際には

プレリュードのテンポのことをより意識して

練習してみましょう。

本番直前になって慌ててテンポを上げるのは大変ですから。

 

おおよその演奏テンポを把握したい場合は

以下の書籍に書かれていますので

参考にするといいでしょう。

 

【第1巻の分析本】

◉ バッハ 平均律クラヴィーア I : 解釈と演奏法 2012年部分改訂(著 市田 儀一郎 / 音楽之友社

 

【第2巻の分析本】

◉ バッハ 平均律クラヴィーアⅡ: 解釈と演奏法(著 市田 儀一郎 / 音楽之友社

 


 

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