ピアノ指導の現場にいると
音符を正しく弾くことに夢中で
速度標語のことに気が向いていないケースが
見受けられます。
ここで私が言いたいのは、
技術的に追いつかなくてテンポが上がらない、
といったものではありません。
それは少しづつでも
上達に向かっていけばいいのです。
むしろ、
などといったことが
気になっています。
AllegroとPrestoの違いを
調べてみたことはありますか?
単純に
「どちらも速いんだろう」
という認識では
ちょっと足りません。
まずは、調べればわかることは調べておく。
そして、
それから他の音楽的・技術的なことに向き合っていく。
このようにすべきです。
もちろん、
Allegroなどといった速度標語は
♩= ◯◯ と
絶対的な数字が決まっているわけではありません。
しかし、
「AllegroとPrestoをほとんど同一視してしまっている」
「AdagioとLargoをほとんど同一視してしまっている」
などといった状態だけは
ぜひ突破してください。
また、
速度標語については
速さだけでなく
「楽曲の性格」にも影響を与えます。
例えば「Andante」のテンポは決して速くはありませんが、
作曲家は重々しい楽曲に
この速度標語はまず使いません。
音楽用語辞典の詳しいものを用意して
比較してみると
とても良い勉強になります。
私は「ニューグローヴ世界音楽大事典」の
日本語訳版を愛用しています。
ご自身にあったものを探してみてください。
解説は少なめですが
価格も安く定番と言えるものは、
などです。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Amazonでご購入いただけますが、
「Kindle Unlimited」に登録している方は
kindle電子書籍が「読み放題」になるのでオススメです。
「無料トライアル」の詳細は以下よりご覧ください。
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント